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活動報告

2025年3月18日開催 職場訪問報告「森井紙器工業株式会社、藤次郎オープンファクトリー、北越工業株式会社」

新潟ロータリークラブ 職業奉仕委員会委員長 佐藤隆夫

訪問先  1)森井紙器工業株式会社
     2)藤次郎オープンファクトリー
     3)北越工業株式会社(4月より「株式会社AIRMAN」に社名変更)
参加者  16名

今回は、ものづくりの街・燕市(旧吉田地域)の企業3社を訪れた。

(1)森井紙器工業株式会社
1919年の創業、売上高32億円のダンボールメーカー。宅配の普及や地元企業のパッケージを生産している。参加者は、二枚の紙の間にナミナミを入れ3層構造を作る張り合わせの製造ラインや、出荷されるダンポールに製品名を印刷する様子を見学した。森井紙器工業では、現在、こうした梱包用の他、ベッドやパーテーションといった防災関連用品にも力をいれている。森井康社長は、「ダンボールはゴミではない。90%が再生されるサスティナブルな資源。」と語った。

(2)藤次郎オープンファクトリー
刃物メーカー「藤次郎」のオープンファクトリー。包丁などの製造の様子を窓越しに見学した。量産品は、燕地域特有のプレス技術を使った「抜き刃物」製法が用いられている。もちろん仕上げは職人の手仕事。こちらでは、ナイフギャラリーが併設されていて、多くの方がお土産に切れ味の良い包丁を買われた。

(3)北越工業株式会社
コンプレッサや発電機を製造する売上高560億円企業。国内だけでなく海外でも販売が伸びている県内でも勢いのある企業の本社工場を見学した。
まずは、広々とした社員食堂。高くても600円の定食がここで働く社員の胃袋を満たしている。次に工場内へ。製造ラインでは、1から999の番号が付けられた製品がゆっくり流れていく中で、従業員が部品を次々に取り付けていた。一つ一つが違った製品で、やはり「人」の力が大切であることを感じる。また、説明の中で驚いたのは、「半日在庫」。一日二回、部品が運ばれてきたものを組み立てる。在庫を持たないことでコストが下がる。
見学の後、会議室で、佐藤豪一社長が、広い敷地にある「ふるさとの森」緑化の取り組みなどを説明。社長自らが「エアマン」として出演されている動画も見せていただいた。

(むすび)
この後、旧吉田にある寿司割烹「まる田」で北越工業の佐藤社長も参加した懇親会が開かれた。慌ただしいスケジュールでしたが、ものづくりの街・燕のパワーをしっかり感じた一日となった。
百聞は一見にしかず。みんなさん、それぞれの職場で懸命に働いておられた。
結果、職業を通じて社会に貢献していることになっている。

森井紙器工業の工場内

パッケージ以外の製品

藤次郎オープンファクトリー

北越工業本社

社員食堂

北越工業本社工場内

 

 

「ふるさとの森」を説明する佐藤豪一社長

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