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活動報告

2023年2月23日開催 職業奉仕委員会主催「講演会」報告

新潟ロータリークラブ 職業奉仕委員長 東海 幸一

開催日時 2023年2月23日(木・祝)イタリア軒3階サンマルコ
講  師 リハブ土田 院長 土田 昌一(つちだ しょういち)氏
     第一部 14:30〜15:20 講演 演題「自分を納得させる医療を求めて」
     第二部 15:30〜16:30 AKA療法体験

 今年度の職業奉仕委員会活動の第3弾として、「職業を通じての社会奉仕」を実践している方を講師とした「講演会」を開催しました。
 冒頭、職業奉仕担当理事の繻エさんに、今回の講師、リハブ土田 院長 土田 昌一先生をご紹介して頂きました。繻エさんは、以前より土田先生の東京・目黒のクリニックで治療を受けておられ、先日、交通事故に遭われ首を痛めた時も足を運ばれたとのことです。

 第一部の講演は、新潟南RC会員、一般の方を含め24名に参加頂きました。
 土田先生は、AKA療法と出会い、現在のクリニックを開業するに至るまでの期間を「モラトリアム」と表現され、先生の大学時代から、虎の門病院での外科、脳神経外科医師時代、リハビリテーション専門医として老人医療・在宅医療を経て、ご自分が納得いく医療を求めて、常に模索されてきた経緯はとても興味深いお話しでした。
 また、患者さんとの会話を大切にし、病名だけでなく不自由さを丁寧に説明することが医師の仕事であり、「リハブ土田」では、心身に支障を持ちながらも患者さん自身が、自分らしく人生を再構築していくためのきっかけを与えていきたいと、話されました。
 AKA(関節運動学アプローチ)とは、「関節の遊び、関節面の滑り、回転、回旋などの関節包内運動の異常を治療し、関節面の滑りを誘導する方法」で、「リハブ土田」では60%程度が1〜4週間間隔の治療で完治、30%程度の人が1年程度以内で痛みが出にくくなるとのことです。通常の鎮痛剤が効かない方は、活性酸素が原因の可能性があり、その対策を実施しながら治療していくとのことでした。

 第二部は、土田先生と、応援でお越し頂いた片岡先生、橋本先生の3名の先生によるAKA療法体験で、講演出席者の内15名の方に参加頂きました。
 先生方は皆さん気さくな方で、リラックスした雰囲気で会話をしながら、気になる部分についてヒアリングされた後、診療台に横になっての治療になります。触るか触らないかの力で関節の動きを感じとる、とても繊細な行為で、治療後のアンケートでは「痛みが改善された」「胸が広がる感じがして姿勢が良くなった」「歩き方が自然になった」など、多くの方が1回の体験で効果を実感されたようです。

 遠方よりお越しいただいた3名の先生方、開催にあたりご協力いただいた、RC事務局、石川会長、高野幹事、繻エ理事、ご参加いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。