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活動報告

職業奉仕委員会主催「講演会」報告

演題 「企業が永続するためのヒント - たくさんの失敗といくつかの幸運」
講師 (株)アバージェンス 代表取締役CEO 大西 秀亜氏
開催日時 2021年4月19日 15:30〜17:00 於 イタリア軒

職業奉仕委員会の活動として、企業訪問が制限されている中、講演会で職業奉仕について勉強する機会といたしました。講師の大西秀亜氏は上場企業2社のCFOを歴任され、現在は上場企業やスタートアップやベンチャー企業の経営コンサル、社外取締役として活躍しておられます。講演会は29名の会員の方に参加いただきました。
内容は企業の永続に必要なことは何かご自身の経験の中からの失敗例を披露いただき、そこから得られた教訓などを包み隠さず、お話いただきました。例をあげますと「中途採用の失敗」や、「IPO後の幹部の退職」、「在庫管理」や「新システム切り替えの失敗」、「資金調達のリスクの取りすぎなど」などです。そして、どのように乗り越えたのか、それは「社長の思いと自社商品に魅せられた社員の力」ということでした。

また、CFOとして心がけてきたこととして、「会社の最終防衛のゴールキーパー」であったり、「社長の最大の批判者であり、支援者である」や「経営者の思いを社員へ伝える翻訳者である」など経験から裏打ちされたメッセージは熱く、聞いている私たちの胸に強く響いてきました。

トークセッションでは(株)アバージェンスの代表取締役社長である、渡部 公太郎氏も参加いただきました。会場から多数の質問が寄せられました。例えば、講演での話の具体例や大西氏がCFOをされた、ファーストリテイリングの柳井正会長の経営の仕方や特徴、それ以外でも、会社の目標達成の方法、人材の定着率向上への取り組み、企業の成長は売上や規模の成長以外にはどんなものがあるのか。大西、渡部両氏から熱のこもった回答をいただき、盛況のうちに幕を閉じました。

(職業奉仕委員会副委員長 小川潤也)